話は

あまり固めすぎてはいけない。固めすぎると、ただ読み上げることばかりに意識が行く。つまらない。つまらないので、はずまず派生せずである。

何を言いたいのか。言いたことを大まかに決めるのはいいが、実際にこういってこう言おうというのを固めてしまうと、実際に話す段では熱がもう入らない。
人との会話は、準備がないからこそ必死になれて面白いものなのかもしれない。失敗の可能性をいつも孕んでいるからこそ、相手が入ってくる余地も、自分の工夫の余地もあって、そこが面白みにつながるんじゃないかな。

つまり、身を固めようと話をかっちり書き留めたが、動けなくなるだけだった。あーらら。


ハンタータンターで、モラウの考えと一致するな。事前に段取りを決めすぎるから、土壇場での対応が利かない。この通りやってれば大丈夫ってものを持ってしまうからこそ、そこから外れると取り乱す。慢心。油断を引き起こす。行き当たりばったりで、しかしその時々のベストを尽くそうとするから、会話が弾むんだと思う。

たゆたう、やった。たゆたってこそよ。

自分の発見を書く場ではあるけれど、カンニングペーパーではない。この通り言葉にすることはそもそも少ないはずだった。考えが、しっかりと身につくように、思い出せるように書いておくだけで。