な べく毎日なにか トミ ロさんの文章

まず事柄を書いて、そのあとに思ったことを書いている。読んでいて面白いけど、やるとなると面倒そうだな。事柄、情景をしっかり書こうっていう発想はどこからきて、何のためのものなのかな。職業訓練の関係、無職になってお金の手続きとかで失業センターみたいなのに行くと、人がいっぱいいて、不景気が実感できて特した気分になった。おじさんがイスをさったので、私はそこに座った。そこに座った、で文章を終わらせようっていう発想、いやそもそも、私はそこに座ったという情報を書いておこうって思う判断の基準はどこにあったんだ。


僕が書くとしたら、自分の考えをあらわすのに、必要最低限だけ書く。事務所へいって、こう思った。事務所と書けば自分は思い出せるので、それでいいかと思う。圧倒的に面倒くさい。おじいさんがどうしたとか、受付の人がこんなだったなんてのは、いちいち書いてられないなと思う。読む分には、面白いこともあるけどやっぱり面倒くさい。


男女の差だろうか。以前、一人女の人の写真にいろいろな矢印が書き込まれている画像を見た。青い矢印は体に、具体的には顔、胸、尻、等、赤い矢印は服装にあった。髪留め、シャツ、スカート、バッグ、など。男性と女性の視点の違いである。
男はとにかく、自分のことや考えを、女の人は情景を書きたがるものなのかも。

狙っているところは大体同じ方向だと思ったが、自分のはちょっと大げさだなあと思った。彼氏に肉と呼ばれている話、とかをみたらわかる。ここには調和がある。みんなで参加するという点で。自分のは、一人だけやからな。調和とは言えない。