人とのつながりについて 色々思う

おっちゃんに会った。連絡も来た。しかし、当たり障り無いことしか喋らない。会った時も、しゃべることなくて困った。
こんなことが言いたいんじゃない。年上の社会人っていうステータス自体、需要があるじゃないか。聞きたいことも結構ある。社会について。おっちゃん自身について。

おっちゃんは、俺の中では結構ヒーローだった。つまらないばかりの父親母親と違って、妹夫婦は自由奔放に生きていると感じていた。いつも楽しそうに思った。

おっちゃん漫画読むっていうじゃん?何読む?オススメがいっぱいあるんよ。俺は、人のオススメってだいっきらいやけど。自分の好みがだいぶ、ややっこしいことを知ってる。自分がオススメする漫画は気に入ってもらえること多いけど、自分が他人から勧められた漫画を好きになることってないな。あんまり。読む気もそもそもない。
俺におすすめする場合、俺の好みをまず知ってもらって、そのあとで俺が好みそうだなってやつを勧めてくれたらいいと思う。

彼女ってどんなの?社会ってどんなの?おっちゃんは俺に需要ある?俺はおっちゃんに需要あるよ。

人間関係って、需要と供給で成り立ってると思う。仕事で一緒なんだったら、話が合おうが合うまいが友達だ。話が合わないけど友達ってのも、それはそれで面白いからいいもんだと思う。あいつといると気詰まりでさーって、気の合う友達に言えばいいじゃん。そういう形の人付き合いも大切にしたい。

幕府くんとは話が合わないけど、唯一の漫画友達なので需要があると言える。それに一年の半分を一緒に過ごしたのに、0にするのはもったいないくない?話が合わない、ノリが合わないけど、仕事需要があるから友達。

私たちって、なんだかずいぶん他人だね。もっと何でもわかってくれるんだと思ってたよ。そう、子どものときと今とでは、別人だよ。他人だ。期待しちゃいけない。身内だからって、仲良くするのを前提にした対応ってしんどいだけじゃないか。他人だ。友達になろうとする、他人。まだ何も知らない。

せっかく連絡手段あるんだから、会うまでにちょこちょこと話を聞けばいいんじゃないかな。無効は社会人なので、遅いメールは厳禁だ。返事はないものと考えよう。気が向いたときだけでいいと。返事はないものと考えてるから、好きな時に返信くれたら、好きな時に返すよって言おう。


仲のいい関係も仲の悪い関係も、両方持ってて面白いんだと思う。だから幕府くんとも漫画の貸し借りをするし、話は合わないけど。直弼くんとも話をしよう。センスいい会話じゃないけど。そんでサークルもやって、バイトもやって、そこでもまた人とのつながり。いいね。とてもいい。