昔の人、理想の人々

こうの史代、夕凪の街を読んで。
今の人と違って、地に足がついてる人だと思う。キャラクターが、地域とか家族、友人の中で形成されるから、いらぬ背伸びや力が入ってないのではと思う。

今の人は、過敏で神経質で、自己顕示欲が強くて疲れる。もうやめたらいいのに。ただやさしくあればいいのに。

昔の人が偶然落ち着いていたように、そしてそれが時代にあっていただけで、現代人が根本から悪いわけじゃない。自然な反応として、こんな人間ばかりになったのだけど、だからどうしようもないのだが不運だなあと思う。もっと自分というものに、安定があったら、余裕があったらよかったのに。社会不安が、人をこう焦燥させるのだろうか。知りすぎもよくない。知ってる気でいるのも。経験だけで話をしたら、もっと話せることは少なくなるだろな。それが自分なのだから、それはそれで。

とにかく、理想の雰囲気は戦後の復興期?じゃりんこチエとかこの夕凪の時代はいつだ?