読書感想、自分の顔、相手の顔。

自分の顔、相手の顔。バイブルになった、参考になることが多い。考え方が似てる。

子供のしつけ、価値観のラインをどこに置くことになるのか。自分は暗い未来を描くが、それを変えるのが教育の役割。先生方は明るい未来を描く、生徒は暗い未来。自分が未来を作るし、子供もまた未来を作る。なんか実感した。自分が未来の形を作るなんて考えなかったし、年下がものをわからないのもどうでもよかったけど、そんな人らでも主体になる世代がくるんだなあ。

物分りのいい親が望ましい気がしてたけど、子供の欲望を抑えるというか、形作るのも親の役割なので、子供がやりたいことをさせればいいってものでもない。うちはうちという作者の家庭のやり方は参考になる。それと自分で生きれること、自由であることとか。

自分が幸せになるために、自分と人はどうすればいいのか、考えるとこういう結論になるのか。不幸な家庭からは同じ発想が生まれる?解決策として。

どれもこれも考えてることばかりで、ははあその通りで、と思う。似た考えだが、自分より進んだ立場からの考えは新しくて面白い。参考にして生きたいと思う。

価値の混乱、浮気と信頼
家族は会話を
自分一人で生きていける術を

小説家の言うことだから。会社が人の人生を独占するのには反対するけど、そんなもんじゃないの。そんなもん、という態度がまた会社の横柄を許すのだ。

自律率の高い人だな。たくさんの失敗から、思うところをまとめて生活の知恵としているのだろう。すごい頭いい。状況をよくするために深い洞察もできて、それでいて簡単なことは簡単なこととして、本質から対処する。理屈に捕らわれてもいない。有効な人だ。かっこいい。見識者だ。みんながこの人だと、争いは起きないだろう。
ただ、みんながこの人になっても様々な立場が生まれて、一部が愚かになって争いは起こるだろう。人の動きを見て自分の動きを決めるから。愚者がいて賢者が生まれる構造。

権利と義務の捉え方、自分の行動を抑えることになること、殺人が趣味だという人を軍隊へ、運動場での授業、アジア各国から。

お寺の収支。救われる人は多い、維持も大変だ。何もせずに金が手にはいる、というのは浅かったか。

冷淡さ、薄情さが回り回って自分を不幸にしているのでは?乞食を笑う自分のために、いつか泣くはめになる。土木を笑う人々。使い捨てられた人を突き放す。そして自分も捨てられる。笑ってきたぶん笑われる。

子供の頃。家族と共に生きる自覚。子供がお客、大切にされ、誇りを知らない。生活を支えるという意識もない。暴力に頼り、力を示す。