安月給なんてそりゃそうだ。人生を失敗しないための会社の選び方

経営者の立場になったら、社員に給料なんかとてもあげられへんわ、この時代。自分にも使えん。

だっていつ潰れるか。少しでも会社に金使いたいわ。これ、ほんま。どんなけの見通しと実力と業績あったら社員に金ばらまける!?もし企業を経営してたとして。そんな胆力あるやつもうおらんやろ・・・。

社員はこれだけ働いてこの給料!!やし
経営者は、この不況でやりくりしてる、その中でこれだけ金やってるのにまだ言うか!!だよ。

どっちもわかる。無理。


企業や上司は社員を駒と考えるっていうけど、仮に俺が人を使う時も、理想で言えば金あげていい人呼べばいいんやろけど、基本はあげたくないな〜。

でもまったくあげへんかっても確かに人来んやろし、となるとめちゃ出来る人間には見せしめとしてお金あげるよね。そいつ目指させて、他の人間にも希望持たせたらええと考える。けど、ほんま一握りやで。

絶対的な能力じゃないねん。そんな、ポンポン金渡せんから、2000のパワーの人間には2000円とかは無理。15000パワーの人間に8000円くらいあげて、2000パワーの人間には800円あげて、くらいやろうなあ。


8000円あげるだけで、あとは800円で働かせてられるわけよね。人数増えるほど、もともと見あった額を渡してたパターンと比べてコストが減る。

うわ、企業で高級取りとか絶対無理やん。だって自分が考えたって、金あげたないし、金あげるのは言わばマスコットやんか。一番上の一人にしかあげへんくらいやな。ほとんどは、実際にはもらわれへんけどもらえる可能性がある、その期待値で働かせることになるな。

俺、期待値でなんか働けへんで。



ちょ、企業で民間で、バリバリに働いて高給取り、それも能力で稼ぐ!!みたいなんイメージしてたけど、

人使う側になったらわかる。そんなんめちゃ能力あるやつで、しかもたまたま気に入られた運もいる。

経営の側になったら、ちょっとくらいのサービス残業は黙ってやれって発想も、会社のために尽くせって発想もすごい腑に落ちた。文句言う社員がすごい憎たらしい。お前らがたらたらとやってられるこの箱を用意したのは誰だ!?で思う。ライフワークバランスなんてしゃらくせえよって感じだ。遊んでる間に会社死んだらどうする!!

なんだこりゃ。上も下も気苦労ばっかり。

なおすけくん、俺のこの感動伝わってる?企業で働いて人の上に立つなんか、めちゃ労力いるなあ。

ほとんどが、高級やったとしても能力給じゃなくて我慢給、もしくは名誉給やねんな。ただの、みんなが頑張れるようにの、マスコット。
能力が高いからちゃうねん。会社の運営上、そうしておくと他の人間を安く使えるからやねん。



今のこの時代、そんな悪どいことはもうないでしょうと、素朴に信じてた時代もあったね。しかし未だに詐欺もあるし、思ってたよりもずっと原始的みたいなんだ。企業は相変わらず、アホを食い物にして生きながらえております。それは無知につけ込む形で、昔からずっと変わらないようです。


社員の狭苦しさから社長になった人たちからなら、社員の立場を考えた経営スタイルがあり得るんじゃないかと考えたこともあったが、今の上司だって社員の気持ちがわからないわけではないのだ。ただ、立場が違って全体から物を考えるようになると、社員はコストであり、大きなコストはリスクに変わる。会社や企業にお金を使うのではなく、つまり目に見えやすい範囲でお金をやりくりするのではなく、社員に浪費する、自分の手の中からお金をこぼすような行為を、どれだけのプレッシャーがあるだろうか。また利益が上がるともわからない中で、お金が目減りしてゆく感覚。

仕事が全くなくなるよりは、普段きつい思いしてでも、普段切り詰めてでも金稼げる方がいいだろって、言いたくもなるなあ。理想は、そんな企業のための企業なんかやめて、ニーズがあるなら人が集まり企業になるし、ニーズが去ったら別のニーズを探してまた集まればいいってもんなんだが、全体で見てそれはきれいでも、個々人で見たら不安定で不安だろうね。何か極めてこれには強い、を持ちたくなるのもわかる。