京都旅行

家探しも兼ねて、今出川付近を探索した。八月の24日のことである。
今出川駅について、家を探す。夕食が出る上に今より家賃が安いという、破格の物件を見つける。即決だった。

その後、観光を行う。京都の町並みっていうのになかなか巡り合わない。足がなかったので、哲学の道という面白い名前に惹かれて歩を進めた。
銀閣寺についた。なんと入場料が500円。コースも指定があって、なんだか商売のにおいを感じてしまった。平日だったけど、人はそれなりにいた。外人さんが多かった。外人さんの、フランクすぎる服装に目を奪われる。いい匂いもした。銀閣寺に期待を裏切られたので、外人さんのいい匂いをかぎにきた、と脳内で思う。

行きがけに、帰りによってくれ、と言われた店による。最初の親しみやすい雰囲気はなく、せかせかと買うのか買わないのかだけ聞かれる。勢いにまかせて、ほしくもない菓子をふたつ買う。よってな、と言われたから寄ったのだが、買う気がないなら寄らないでよかったのか。もう、経験値不足ですね。

ここで買った菓子のひとつは、レーズンの味がして苦手だった。一件乾いた焼き物のようなものだったのに。味見どうか、と言われたがスルーする。しかしわざわざお盆を用意してもらっていたのと、信号があったために戻った。あの、これ苦手なのでもらってください、と最初に言った。けれどそのまずいお菓子はここでも売っているものだった。いや、腐る程あるし・・・、と心底迷惑そうに言われる。それ、あー・・・、あそこのか・・・、と不服そう。これの材料がなんなのか聞いてみた。うちは本家で、米100%です、よそはなんか混ざってるかもしらんけど。うちは本家、とこのあとも何回か言われる。なんだかイヤミったらしい。気分が悪くなってしまった。

抹茶には興味がなかったが、売り子さんが黒髪ショートに色白でかわいらしいのが目の端に映ったので、銀閣寺にたいしたことねーな、と思った帰りによって確かめた。白くて小さくて、声がかわいらしく愛想もよかったが、鼻が低くて横に広い。あの髪型の子は、その系統の顔が多い。なんだろう、本能?

オバサンの積極態度はハズレ多し!どこも若い子は愛想いい。けど、似たような土産物屋が並ぶとそうなるのも仕方ないのか?愛想がいいのは、客であるだけだった、露骨に。なんだか落ち込んだわ。見る目がない、とも言うのかも。よくある経験値が足りない、である。

観光スポットは、写真で見るのが一番よくできてるわ。足を運ぶなら、多人数で運ぶのがいいかもしれない。人が多いと、露骨に失礼な態度も取られにくいだろうしね・・・。

いい物件が見つかった前半は気分もよかったが、あんまり感動ってほどでもなかった観光でやや下がり、土産物屋の仕打ちで落ち込んだ。自分がいやになる。そもそもこれもらえっていう、唐突な発言が悪いんだと思う。ふつうのこともできないくせに、そのくせ突飛なこと言いやがって。案の定ヘタを打つ。よくあるパターンで自己嫌悪である。彼女欲しいな。