しんすけええええええ!!!!  バナナフィッシュの理解、女性的視点

やっぱたまらんわ!!しんすけ!!!

放送で音声がダブってるの指摘されて、馬鹿だろって言われて、その返しの雰囲気、幸せってどこにあるかわかんないよねっていう返しが、とても愛おしい。さすがしんすけだよ。さすがしんすけ。
視聴者がどうだ、腐女子死ねと言い切ってしまう。なんだかもう吹っ切れてるようで、いいなと思った。

なんだあ、ちょっと不器用な会話だなって思ったけど、聴いてるうちにコイケヤは笑って、しんすけは語ってて、いいなって。うーん。いい。

お前のとこ腐女子多いよな、ていう会話の出発とか、話が食い違って訂正訂正のぎこちなさとか、そうかってだけの返しとか、ほんと心地いい。下手な会話は楽しい。
コイケヤさん優しいわ。アドリブの仕方にしても、最後挨拶するように促したりさ。みんな喜んだと思うよとかさ。その立ち位置。サプライズがあってもいいと思って、とか。やっぱ嫁持ってるだけあるな。ここが嫁持ってる所以か。

しんすけええ。自然な感じで、そうかわいいとかはいいけど、無理やりの、そういうのはいい。こだわり。こだわりがあって、なんていうか。気苦労が多そうだが、楽しそうでいい。楽しそうでいいといえば、コイケヤの真摯な、真っ直ぐな瞳に心を打たれてしまったとか、偉そうに分析解析するわりには、ポカミスが多いし、打たれ弱い。面白い。


プラス(野心家、夢想家、偉そう)とマイナス(打たれ弱さとか、ミスの多さ)が混在している。一人で勝手に自家発電的に話のタネは生まれるいいキャラ。人に笑われてたって、やりたいことをしているならそれが魅力強い。

俺の考えは非常に偏ってるって言って、コメントに偏りがあるからこそ面白かったって言ってるのにをみて、そうだなって思った。男性の精神的なものに憧れる一方、肉体的、性的なものへは嫌悪をもち、厄介複雑なものを抱えながら少女漫画志向が高まっただって。やっぱり偏りがあるから面白い。

バナナフィッシュを読んでいて、前は読み飛ばしながら読んでいたが、今回は物語の進行についていくように読むことにした。状況を頭に入れて、この先の展開を予測しながら読む。今何を言おうとしているのかを考える。前は物語についていけず、遅れるような感じがしたが、今回は先を走るくらいの気持ちで読みたいと思った。しっかり目に読んだが、やっぱりどこか、問題意識が違うんだよな。作者の書きたいものが、イマイチ掴めないというか。どうしてこれを書いたのか、よくわからん。男性漫画家だったら、面白みとして書かれているとこがわかる。

漠然としたままあとがきを読んで、バナナフィッシュは女性のもつ悩みからの解放、つまり理解のためには女性の悩みを知ることが必要であることがわかった。なるほど、どこか物語が遠かったわけである。女性という性で悩むものから見れば、アッシュは女性の共感を得るキャラクターであり、その彼が活躍するのは楽しいらしい。軽快なセリフ。

けどさ、全十一巻、まだ二巻なのに、結末書くのやめてよね。アッシュ最後刺されるの?・・・へー。