先生と遊ぼう

生き方の手本、これが正しいってのを示せるわけじゃあないが、見本、サンプルになればいいと思う。

例えば、言語学において、言語の意味はどこで決まるのかという問題提起がある。こういう大学独特のモノの考え方を匂わせる人になれば、いいと思う。面白い人だと思う。考え方の根本が違う。だから意識せずとも違っては来るだろうけど。

程度の違いはあっても、ほぼソクラテスなわけだ。これは案外、簡単なことだ。しかし多くの人がこのソクラテス的態度を早期に捨ててしまう。必要ないと、判断する。僕が、早期に運動は必要ないと考えて捨ててきたから、ボーリングで40スコアをとってしまうように、多くの人は哲学的に40点な場合が多い。常識とか空気にそって生きることを主流にしてしまえば、哲学は必要ない。哲学ってつまり、自分の考えね。

程度は違ってもソクラテスなのだよ。この差は大きい。いくら難しい英文が読めようと、中心が日本人だと頭打ちする。たいしてイギリスの子供。現段階の読解力は日本人上達者に劣るとしても、ポテンシャル的に圧倒している。程度は違ってもソクラテス、まったく哲学のない人とは、考えを組み立てる能力が、違ってくる可能性もあーるかーもねー。

文章上手になりたーい!こんな、書き直しもまとめる努力もせずに、好き勝手書いてて上手になるんだろうか。たぶんね、ならない。上達には、型を覚え込む段階が必要だと思う。本来なら、自分の考えを思いつくままに書くのではなく、どうすれば自分の考えをそのまま文章にできるのか、またそのまま伝わる文章にできるのか考えなくちゃいけない。そういう考えでおおよそ方向付けたあと、効果的に文章を、前へやったり後ろへやったりもしないと。

そうして、繰り返す訂正と、理想の模索の中で、効率化がなされる。いつもやりなおす間違いを、初めに書く段階から修正済みで書き出せる。これが上達だとしたら、今のままどれだけ文章を書こうと、上達はないねー。

①一番初め、自分の考えを勢いのまま書き出そうとする。
②勢いに乗って書けた気になるか、それとも案外言いたいことがまとまらなかったり、膨らんでしまったり、もっと端的に書きてーなーって思う
③端的に書き始める。なので、繰り返しにはなる。英語の、抽象的主張から具体的主張へ、の流れだと思ってくれ。
④めんどくさくなる。まー、下手な文章やけど、言いたいことは思い出せるだろ。初めて読む人に伝わるかは知らん。


あと考えられる上達の方法は、文章を日ごろから書いてると、文章に対して敏感になる。うまい文章にあこがれを抱きやすい。いい文章を読んだあと、すぐに真似をするから、それでいい文体が身につくことも、成長といえば成長かもねー。堅い文章、上手な文章を読んだすぐあとは、文章がまとまる。それも薄れて、今みたいに本をあまり読まない習慣の中で、自分の思いつきのままに書くとこんな調子である。