文章を書く、アムリタを読んだあと

夜の空気、祭りの空気
黄色い電気、カーテン人間

自分を振り返る場所を持つのだ。文章を書くことで、自分の、いつもの範囲が増える。それは話をする時になかなか便利なことなのだ。
短絡的には、短所を意識することになる、改善を促すでしょう。長期的には、自分を強く意識したり、客観視したりと自分の蓄積を感じる。自分が好きになるでしょう、私はこれだけのことをしてきたのだと。このように、確かに日々を生きてきたのだと。

老後、もしくは大人になったとき、大人になりきったとき、学生だった自分を思い返すのはとても懐かしいものでしょう。いとしいものになるでしょう。

また、何か特別なこと、印象的なことがあったとき、そのことを二度味わうきっかけになる。
小説を読む意味が、大きくなる。読んだ文章のその空気が、自分の中に確かに反映される。
文章を普段から書くことで、自分の限界を知る。自分を知るからこそ、小説の持つ美しさに気がつくようになる。