初指導

初指導。
指導の説明という名目で呼び出しを食らうが、一通り大まかに説明された後、じゃあせっかくなので授業見ますか?ということになった。

一対一で指導したが、3人みるとなると大変だなあとわかった。
指導以外の、最初には学校での進行具合を聞くだとか、終わりには資料に書き込むだとか、細々としたのが忘れそうで気を使わなければならない。

一対一で指導して、反応を細かにノートに取ってた。一人が完璧に理解できるやり方は、みんなに理解できるやり方では?
三人は望ましくないな。それも数学と国語みたいな指導は大変だ。予習の重要性が増す。


指導に当たって、先生にやる気がないと生徒は見抜く、次第に言うことを聞かなくなるというのは、学生の時には実感してたが、忘れてた。言われるとそうだなと、改めて思う。

今回初めてあたった子供は勉強ができる。説明してもはいはいとローテンションで、やる気あんまりないのかなと思う。あまり勉強に重きを置いていない。今思い返せば中学一年生なので、それも仕方ないが、その時は説明してても面白くねーなってなった。
もともと、説明するのが好きというか、話してると熱が乗る。意図をうまいこと伝えることとか、話というものに対しての関心が高い。最上の価値をおいてると言ってもいい。うまい話し方ができないもんかなといつも思うし、うまく話せると満足度が高い。話をするのは、よりうまく話すための実験だと捉えている。仮説、検証なので飽きることがない。

国語の読解で、自分が予備校に行った時に、どうすれば正答率を上げられるのか、優れた方法、取り組み方を探ってああなるほど!!てなったのを伝えようとして教える。はじめてなので、塾の要望通りに指導を形作るのにまずは意識を向けるのだが、ようは学力をあげればいいのだから、最後は好きに解説した。

つまりこういうことなんだよって説明してて、生徒がまとめを先に言ってくれた時の、そうそう!!!という通じた嬉しさは大きい。エクスタシーだな。我々の試みは見事成功した・・・!!そんな気分になる。わあっと盛り上がる。これは病みつきだな。