教師の多忙感。 企業はいいわあ

教師は忙しいっていうのとそれ以上に、多忙感を感じやすいらしい。もともとは生徒と触れ合うだとか、教授活動をメインに入ってくるのに、それをするためにすること、書類作成とか保護者への対応とかが多くて、メインの活動に時間が割けなくて、自分に納得いかなくてダメになる。

けれど、そういうものだって聞かされていて、実際の業務に占める授業の割合は2か3くらいで、あとは雑務だって知っている。そのうえで、勤務形態というか働き方が好きで行ってるから、別になんだっていいや。無駄な作業は極力減らしたいし、授業も出来る限り面白いものをと思う。時間がある限り面白いものやことを探したい、そして自分のためでもあるけれど、それが児童生徒の考えを広げるきっかけにも成りうる。

そういうことがしたいけれど、そういうことがすぐにはできなくても、それでも結構気に入って働いているから、まあいいや。

企業ではいろいろ試行錯誤して、どんどんお金を得ようとしてるでしょう。企業で働くことが会社で働くこと、公務員はいわば、専業主婦みたいなもんだね。専業主婦には専業主婦の苦労があるけど、会社勤めはわかっちゃくれない。種類が違う。ただ、わかっちゃくれないなんていう発言をする人は、相手のことを知ろうともしてなくて、わがまま言ってるだけみたい。わかってもらえないのなら説明しな。

企業の方でいいものを探索してよかったりだめだったり。実験的に強くなる人死んでいく人がいて、その利潤をちょこっと使ってこっちはこっちでやることをやっていよう。いくらなんでも、もうやっていけないですってレベルまで給料が下がることはないよな。これから景気も良くなる予定だし、よくなったら改善点のひとつとして学校が出てきて、お金かけて人材募集なんてものやるんじゃないの。


企業へ行かないっていうのは、なんか心に引っかかる。少子化だし、グローバル化だし、経営者贔屓だし、いいとこないって知っててなんでだろう。みんながやってることだからいい感じの印象をつくるのかもしれないし、リスクをとることがかっこいい、みたいなのがあることもある。実力があれば企業へ行くんだ、中途半端なやつの保身が公務員なんだって考えがある。
で、もー。民間しんどそうじゃーん。そしてしんどさに正当性がない。人生を無駄にしない会社の選び方を読んでいて、しごかれるのはいいけれど、考えが合わないときも合わせないといけないのが辛い。自分の考え労働者の考えと、経営者の考えはいつも対立する。そして日本は経営者贔屓だ。うーん。惹かれない。

就職が厳しいのはどこも同じだ。仕事が長いのもどこも同じ。その中でも自分のやりたいようにやってる人はいるけれど、それはそれを目指した人の何%なんだろう。成功者ばかりがぞろぞろと出てきて本やら何やら書いているけど、うまくいくもんかねー。

人生を無駄にしない、で書かれていたけれど、人件費やら色々の経費を考えたら、人の4倍は利益を出さなければ大きい口は叩けないらしい。そして日本では、意見を述べること自体が挑戦的なこと、大きい口に含まれることもあるからしんどい。含まれるって言うけど、思い込んでるだけかもしれない。

人生を無駄にしない企業の選び方の作者さんは、いろいろやってく中でこう考えるっていうのを、客観的に書いている気がして読んでいて面白い。観察して事実を抜き出して、その落とし所と解釈の仕方が自分と似ている気がする。それぞれの立場の考え方を、シュミレーションして追っていって、それぞれ関係付ける中で、理不尽の原因、源を言い当てるところとか。



学校の透明化が言われるのに、個人情報は絶対見せちゃあダメとか、矛盾しております。最初に断りを入れておけば、個人的に学校でやりたいことを集計しております、とかすればいいのかな。